元証券マンアラサー女子の投資日記

※このブログは、元証券会社営業だったアラサー女子が自分の経験をもとに、「世の中の人にもっと投資のことをよく知って欲しい」という思いで書いています。あくまで自分の考え方を記したものであり、特定の商品などを推奨するものではありませんので、投資を行う場合はあくまで自己責任でお願いします。

20190920今日の日経平均株価と米国金利

ナンです。

今日の日経平均株価終値(おわりね)は

22,079円(+34円、0.16%上昇)

10日前の記事では21,318円と記載してるので約700円(+3.5%)。
直近の安値(やすね)が8/26の20,261円なので約9%上昇。完全にタイミング逃してしまった、、、笑

 

【先週〜今週のポイント3点】
①先週9/9-9/13で日経平均株価+670円上昇。9/13(金)の終値(おわりね)が21,988円と節目となる22,000円目前で取引終了。9/17(月)〜は、ほぼ横ばい。

②9/17-18、FRB(米国の中央銀行の会議のようなもの)が政策金利引き下げを決定。7月の会議に続き、2回連続の引き下げ。

上記の結果を受けて、9/19日経平均株価は上昇。一時、前日比+250円まで行くも、終値は前日比+84円で落ち着く。本日9/20も一時、前日比+150円まで上昇、その後売りが入り前日比+34円で終了。

あとは、米中の貿易協議の進展が期待され、先週は大きく上昇しました。
②のFRBの動向は全世界が注目しています。なぜなら、米国の金利は世界経済に大きく影響を及ぼす可能性が高いからです。大事なのでちょっとおさえておこう。

とってもざっくりした図を書いてみました。
この図は「米国が利上げした場合」なので、利下げは逆のことが起こりやすい。

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米国の利上げと為替の関係

※あくまで基本の考え方なので、もちろん必ずこれ通りとは限らない。

今は、米国の景気は決して悪くないけど、景気が後退しないように上げすぎた政策金利を下げる動きに出ている。そうすると米国の国債とかに魅力がなくなり、米国から資金が出ていく。そして比較的安全とされる円が買われ円高に。上記の赤枠に当てはめて見るといいかも。
大事なのは、利上げや利下げが決定した時点ではなく、米国が「利下げするかも!」という観測が出た時点で為替や株価に大きく影響します。

 

さて。大事なのはこれからどういう感じで銘柄選定していくか。
元々の考えとしては、

①日経225とかS &P連動の上場投信、もしくは投信
②米国IT関連、もしくはヘルスケア関連

この辺からやっていこうかなぁ、と。

理由としては、
日本株の銘柄選定があまり好きではない
②米国のほうが、国として成長が期待できるため
この2点。日本の成長性そのものに疑問があるので、わざわざそこから選ぶよりは米国のほうが成長余地が十分ありそう。(この辺の考えはまたおいおい詳しく書きたいな)あとは今は比較的円高だから。

 

ということで週末はしっかり銘柄選定しておこうと思います。

 

20190920

ナン

 

ナン:平成元年生まれ現在30歳。
2011年3月 大学卒業→家庭の事情もあり内定を辞退し、実家に戻って再度就活。
2011年6月 地元の中堅学習塾に正社員として就職、高校生を担当。
2016年4月 転職。某独立系証券会社の支店に営業社員に。
2019年8月 退職。現在無職。

 生まれた年にバブル崩壊、就職活動開始直前にリーマンショック、いざ就職というときに東日本大震災…などなど不遇の世代です。

 

※このブログは、元証券会社営業だったアラサー女子が自分の経験をもとに、「世の中の人にもっと投資のことをよく知って欲しい」という思いで書いています。あくまで自分の考え方を記したものであり、特定の商品などを推奨したり、将来の投資成果を保証するものではありませんので、投資を行う場合はあくまで自己責任でお願いします。 

 

 

 

 

 

NISAとつみたてNISA②【つみたてNISA編】

今回は「つみたてNISA」について。
NISAについては【この記事で】ざっくり説明してます。
NISA関連の記事を初めて読む方は先に↑のを読んだほうがいいかも。

 

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★つみたてNISAとは?

前提としては、初心者向け、長期投資(5年以上)推奨。
ドルコスト平均法」というノーベル賞受賞の考え方を利用してる。

というのがつみたてNISAです。自助努力で資産形成してね〜そのために制度は作ったよ〜って感じのものです。

 

NISAとの違いを比較したほうがわかりやすいと思います。NISAとつみたてNISAは併用できません。それぞれメリットがあるから併用できるようになればいいんですけどね〜
ポイントは以下の4点。

①年間投資可能額40万円 ↔︎ NISAは120万円
②買付可能期間は最大20年、非課税有効期間は20年 ↔︎ NISAは基本5年
③一括買付不可。月3万円程度の一定額のつみたて専用 ↔︎ NISAは1回のみの買付も、毎月つみたても可能
④買付できるのは投資信託のみ ↔︎ NISAは株も買付可

→①年間投資可能額40万円
有効期間が長い分、投資可能額が少ないといった感じ。
個人的には60万円(月5万円)くらいあってもいいと思うんだけどな〜

→②買付可能期間は最大20年
2018年〜2037年がつみたてNISAの買付可能期間。2019年からスタートすると買付可能期間は19年、2020年から始めれば買付可能期間は18年、となる。
最終年の2037年に買付したとしたら、次の年から買付はできないが20年間は売却した時に出た利益非課税になる。なので、非課税有効期間は20年。

→③一括買付不可。毎月一定額のつみたて専用。
NISAであれば1回の買付で120万円の枠を一気に利用することができる。一方、つみたてNISAは名前の通りつみたて専用なので、年間の枠を一回で使い切ることはできない。
以前勤めていた証券会社では毎月の上限額が33,000円と定められてました。
400,000円÷12ヶ月=33,333.333.... なので。これは利用する証券会社によって多少異なる。ちなみに普通のNISAでもつみたて投資はできる。

→④買付できるのは投資信託のみ
NISAでは株の買付もできるが、つみたてNISAは性質上、投資信託のみに絞られている。買付できる投資信託の種類も数が限られている。
ただ、金融庁の審査を通ったものだけがつみたてNISAで買付できる投資信託として指定されてるので、買付の手数料が無料だったり安いなどのメリットがある。

 

★よくあった質問

①20年は長いわ〜ずっと持ってなきゃいけないの?
→NISAも同様だけど、あくまで期間が「20年」というだけなので、いつでも売却できる。売却の際の注意点は、「売却=買付ストップではない」こと。
例えば5年間毎月1万円つみたてして、保有分を全て売却しても、それはあくまで保有している分を売却しただけであって、次月以降の買付をストップするわけではない。買付をストップするにはその手続きが必要。

②NISAを辞めて、つみたてNISAをやりたいんだけど
→変更の手続きが必要。もし、当年(今年なら2019年)でNISAを利用していたら当年中につみたてNISAを利用することはできない(手続きはできる)。
例えば2019年のNISAを少しでも利用していたら、つみたてNISAを利用できるのは2020年から。

③ぶっちゃけNISAとつみたてNISAはどっちのほうがいいの?
→これは好みが分かれるけど、個人的にはNISAのほうがいいかな〜。一括買付のメリットもあるし、NISAでもつみたてはできるから。
お客さんと話してた時は、60歳以上の人はNISA、それより若い方はつみたてNISAを選ぶ人が多かったかな。やっぱり「20年」というのがちょっとひっかかる人がいるみたい。

 

色々書いてきましたが、「つみたてNISA 」を含めたつみたて投資はめちゃくちゃオススメです。iDecoも仕組み的には全く同じ。どんなお客さんに対しても後ろめたさなく、全力でオススメしてました。
話すと長くなるので別の記事でまた。

 

2019/09/18

ナン

 

 

 

 

 

 

ナン:平成元年生まれ現在30歳。
2011年3月 大学卒業→家庭の事情もあり内定を辞退し、実家に戻って再度就活。
2011年6月 地元の中堅学習塾に正社員として就職、高校生を担当。
2016年4月 転職。某独立系証券会社の支店に営業社員に。
2019年8月 退職。現在無職。

 生まれた年にバブル崩壊、就職活動開始直前にリーマンショック、いざ就職というときに東日本大震災…などなど不遇の世代です。

 

※このブログは、元証券会社営業だったアラサー女子が自分の経験をもとに、「世の中の人にもっと投資のことをよく知って欲しい」という思いで書いています。あくまで自分の考え方を記したものであり、特定の商品などを推奨したり、将来の投資成果を保証するものではありませんので、投資を行う場合はあくまで自己責任でお願いします。 

 

 

なぜ証券会社に転職したか

ナンです。今日は証券会社に転職した話とか。

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【略歴】

ナン:平成元年生まれ現在30歳。(2019.9現在)
2011年3月 大学卒業→家庭の事情もあり内定を辞退し、実家に戻って再度就活。
2011年6月 地元の中堅学習塾に正社員として就職、高校生を担当。
2016年4月 転職。某独立系証券会社の支店に営業社員に。
2019年8月 退職。現在無職。

 生まれた年にバブル崩壊、就職活動開始直前にリーマンショック、いざ就職というときに東日本大震災…などなど不遇の世代です。

 

証券会社への決め手は主に3つ。

①入社から5年間の月給が25万円で保証されていた
②誰もが名前を知っている大企業だった
③お金の勉強ができると思った

 

①は、1社目の学習塾は休みは少なくて残業も多かったけどそこそこもらっていたので給与水準は下げたくないなーと。1社目の学習塾の就職前に、知り合いの紹介で保険のセールスレディの面接も受けてたんですが、確か基本給15万円とかだったのできつそうで蹴りました笑
正直田舎だと営業職でなければ給与がほんと低いんですよね。あんまりやりたくはなかったけど、何事も経験だと思って腹をくくってチャレンジしてみました。結果的には心の底から向いていない仕事だな、と思いましたがめちゃくちゃ良い経験になりました。営業マン時代の話もおいおい…

 

②は、そこそこの大学に行けた割にはまぁ就活が全くダメで。
それでも多少のプライドがあったので、大企業に就職できた!という経験は私にとっては大きかった。それまで地元の中小企業に勤めていたので、福利厚生面はびっくりするくらい最高でした(笑)

 

③は、大学卒業直前の2月に実家の父が脳梗塞で倒れたときに、母が保険やら色々な手続きで苦労していたのを目の当たりにしたので、頭の片隅に「お金のことを知らないと困る」という思いがありました。父に任せっきりにしていて、母は全く家のお金のことを把握していなかったんです。父が倒れた当時(2011年2月)の状況は、

私:県外の私立大学4年生で卒業間近
弟:地元の理系私立大学学生
母:確かパート(前は零細企業で働いてたけど倒産)
父:リーマンの煽りを受けて早期退職(一応退職金は貰えたけどリストラ)
家:元々あった築30年ほどの自宅を残したまま、その隣に新築(当時築2年でガッツリローン30年)

こんな感じでまぁ割と最悪で(笑)
金融関係の仕事に就いていた身からすると、よくもまぁいい年してがっつりローン組んで家を建てたなって感じですね。
私は卒業してから2ヶ月ほどニート、弟も実は大学不登校だった(行ってるフリをしてた)ことがわかり、母の更年期も重なって建てたばかりなのに「家を売る!」とヒステリックになってました。父は当初は大事には至りませんでしたが、脳梗塞の影響で視野が狭くなり、その後数年で視神経がダメになり全盲になりました。

証券会社に転職して取った資格は
・証券外務員Ⅱ種/Ⅰ種
・保険販売員資格 一般/専門/変額
・AFP(ファイナンシャルプランナー
4月に入社してから1ヶ月は社内でひたすら外務員資格の勉強。Ⅱ種取得後、営業活動をしながらⅠ種の勉強→夏〜秋は保険の勉強と受験→冬から半年間AFPの勉強。といった感じで入社後1年ちょいは常に勉強してる感じでした。

FPの勉強をしたことは私に1000万円以上の価値をもたらしてくれました。(その話もおいおい…)心からお金の勉強をしていてよかったな、と感じています。あとは生きた経済の勉強をできたことが良かった。人生において大切な3年間になりました。

 

 

 

ナン

 

 

 

 

※このブログは、元証券会社営業だったアラサー女子が自分の経験をもとに、「世の中の人にもっと投資のことをよく知って欲しい」という思いで書いています。あくまで自分の考え方を記したものであり、特定の商品などを推奨したり、将来の投資成果を保証するものではありませんので、投資を行う場合はあくまで自己責任でお願いします。 

 

投資 初心者 

 

 

 

 

証券口座開設してみた①【楽天証券】

ナンです。

 

勤めていた会社の証券口座は持っていたのですが、ネット証券のほうが圧倒的に手数料が安いのでどこか開設したいな〜と思ってました。
とりあえず他のサービスも利用していた「楽天証券」で開設してみました。

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楽天証券

www.rakuten-sec.co.jp

★開設までの流れ(楽天証券の場合)

1)スマホやPCから申し込み
2)2、3日後に簡易書留でログインIDやパスが到着
 私の場合は9/10(火)の17時ごろに申込→9/14(土)に到着でした
3)ログインID、初期パスでログイン、パスの変更などを実施
4)マイナンバー未登録の人はオンラインor封書で登録
 オンラインだとマイナンバーの通知カードかマイナンバーカードを撮影するだけなので簡単でした。封書だとコピーしたりなんだりしてちょっと面倒。
4)証券口座に必要な資金を入金する

で開設はほぼ完了。→実際に買ってみた(執筆中)

 

⓪はじめに:本人確認書類を手元に用意

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スマホで「楽天証券」「口座開設」で検索かけました。
そういえば、「株とかの取引をするのに口座が必要なの?」と思うかもしれませんが、証券を取引するための「証券口座」が必要なんです。
画像にある「総合口座」は国内外の証券を取引するための証券口座みたいな感じです。

 

 楽天証券の場合は楽天の会員か会員でないかに分かれる

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私は楽天会員だったので、名前とか住所とか詳細な情報は入力の必要がありませんでした。会員でないい場合は基本情報の入力が必要になると思います。

②税金徴収に関わる口座種別を選択

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普通の人は赤丸で囲ってある左のパターンでOKです。
「特定口座」:税金の計算を証券口座内で自動的にやってくれる
源泉徴収あり」:さらに、売却して利益確定した時に自動的に税金を差し引いてくれる

真ん中とか右のパターンだと、自分で確定申告をしなければいけません。
証券の売却によって得た利益は「分離課税」と言って、給与とは別に税金を計算します。なので証券で得た利益がどれだけの金額であったとしても基本的に税率は一律20.315%なんです。なのでわざわざ「源泉徴収なし」にする必要はありません。

 

③NISAをどうするか選択

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「NISA」と名前のつくものは全ての金融機関で1つ、かつNISAかつみたてNISAどちらかしか持つことができません。

なので、証券会社だけでなく普段利用している銀行などでNISAかつみたてNISAを設定している場合は楽天証券で設定できないです。もし、他社で設定済みの場合は閉鎖の連絡をして、「非課税口座廃止通知書」を受け取ってから楽天証券に申請することになります。
私は2019年分は他社でつみたてNISAを開設していたので今回は開設見送り。来年分に向けて申請しようと思います。

 

 ④その他(iDeco・FX・信用取引)の設定

私的には、
iDeco:申し込みがオススメ
FX:申込まない
信用取引:申込まない
がいいと思います。

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iDecoは、会社で「企業型確定拠出年金」をやってる人は個人でもできるかを要確認。それ以外の公務員や会社員の人はやったほうが断然いいです。何がいいって圧倒的に税制優遇されてるから。その手の記事もたくさんあると思うので検索してみてください。 

FXは私はよくわからないのでやりません(笑)
信用取引は「自分の資金の範囲内でやりたい!」という人はやらなくていいです。場合によってはリスクが何倍にもなっちゃうことがあるので初心者の人にはオススメしません。

 

⑤開設完了!書類の受取りを待つ

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これでひとまず開設完了。
金融期間の口座開設なので審査があった後にメールで開設可否の連絡があります。数日後に簡易書留でIDとパスが届きます。ログインして、初期設定したらあとは入金して実際に取引するだけ!

 

 

いよいよ次は実際に買付します〜!
ドキドキ…笑

 

ナン

 

 

ナン:平成元年生まれ現在30歳。
2011年3月 大学卒業→家庭の事情もあり内定を辞退し、実家に戻って再度就活。
2011年6月 地元の中堅学習塾に正社員として就職、高校生を担当。
2016年4月 転職。某独立系証券会社の支店に営業社員に。
2019年8月 退職。現在無職。

 生まれた年にバブル崩壊、就職活動開始直前にリーマンショック、いざ就職というときに東日本大震災…などなど不遇の世代です。

 

※このブログは、元証券会社営業だったアラサー女子が自分の経験をもとに、「世の中の人にもっと投資のことをよく知って欲しい」という思いで書いています。あくまで自分の考え方を記したものであり、特定の商品などを推奨したり、将来の投資成果を保証するものではありませんので、投資を行う場合はあくまで自己責任でお願いします。 

 

 

 

NISAとつみたてNISA①【NISA編】

こんにちは、ナンです。
先日、東京の友達の結婚式に参列するために飛行機の手荷物検査の列に並んでいたのですが、前に並んでいた40代?くらいの女性がNISAについて調べていました。
やっぱり気になってる人多いんですね〜。

ということでNISAについて!

 

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★NISA(ニーサ)とは

少額投資非課税制度」のこと。「少額投資」(=120万円以内の投資)で出た利益に対して非課税(税金がかからない)ということ。(120万円が「少額」かどうかは置いておいて…笑)

ざっくりしたポイントは3つ。
①年間投資可能額120万円まで
②有効期間は5年間
③利益と配当金が非課税(通常は20.315%の税金がかかる)

 

具体例がわかりやすいと思います。
例)2019年9月に約20万円分の株式を、NISAを利用して購入

→②有効期間5年間
有効期限は買った年を含めて5年なので、2019、2020、2021、2022、2023年の年末までが期限。例え2019年の12月に購入しても2023年末までというのは変わらない。
※NISAは今のところ(2019年9月現在)2014年〜2023年の制度になっているので、最終年の2023年は買付できるが翌年からは買付は不可。2027年までNISAで保有することはできる。

→③の利益・配当金が非課税
2年後の2021年の9月に評価額20万円が30万円になったとする。この時点で売却したとすると、利益は10万円。
NISAを利用して購入:非課税(税金がかからない)ので10万円丸々自分の手元に入ってくる
NISAを利用せずに購入:利益10万円から税金(20.315%)が差し引かれるので、手元に入ってくるのは約8万円 2万円の差は大きい!笑
あとは、「配当金」を出して株主に還元する会社もあるから、NISAを利用して購入していれば配当金も非課税。

→①年間投資可能額120万円
買付できるのは国内の株・投資信託のみ。外国株とかは対象外。
100株20万円の株であれば600株買えるし、もちろん120万円以内で色々な会社の株や投資信託を買うことができる。

★よくあった質問

①2019年9月にNISAを利用して20万円分のA社株を購入、残りのNISA枠は100万円。A社株を11月に売却したら、残りのNISA枠は120万円に復活する?
→しない。あくまで「買付」できるのが年間で120万円分。

②2019年のNISA枠は何月まで?
→12月まで。NISA枠は1月〜12月で1年。

③2019年で120万円分使い切れなかった場合は次の年に繰り越せる?
→できない。2019年分のNISA枠120万円は2019年しか利用できない。2020年1月になると新たに120万円分買付枠が付与される。

④120万円以上は買えないの?
→NISAを利用して買えるのが120万円まで、ってだけなので、もしもっと買いたい場合はNISAを利用しないで買うことができる。ただし、もちろんNISAを利用していないので利益が出たら税金が引かれる。

⑤5年経ったらどうなるの?
→オススメなのは5年間の間に売却してしまうこと!
5年間のNISA有効期間が過ぎると、「特定口座」という通常の口座に移される。特定口座に移ったときの評価額は、買ったときの金額ではなく、有効期間が終わった年末の金額が適応される。言葉としてはわかりにくいから例で示すと…

例)2019年9月に20万円で株を購入→2024年1月現在で保有中。
1)2019年買付分のNISAの期限が2023年に切れたので自動的に「特定口座」に移管される。「特定口座」は利益が出たら、課税(税金が引かれる)される口座。
2)NISAの有効期限が切れた2023年12月末の評価額が18万円だとする。
NISA口座→特定口座に移管されたとき、自分が買ったときの金額として表示されるのは、20万円ではなく2023年12月末時点の評価額である18万円!

と、いうことは…18万円から値上がりして20万円になり、その時点で売却した場合は2万円の利益が出たとみなされて2万円から20.315%の税金(約4000円)引かれることになっちゃう!

なので、オススメは5年間で売却すること!ってこと。

 

細かく気になることを挙げるとキリがないんだけど、NISAはお得はお得なので上手に利用した方がいいです。ただ、NISAは今のところ2014〜2023年までの期間限定の制度なので、もう期間の半分が終わっちゃってるんですね。
最後の年の2023年分のNISAを利用して買付した場合、2023、2024、2025、2026、2027年末までの5年間が有効期間です。今後、もしかしたら2023年以降もNISAが利用できるように法改正があるかもしれないので期待したいですね〜

 

 

2019/09/13 更新 ナン

 

▶︎つみたてNISAって何?NISAと違うの?

▶︎NISAを利用して、結局何を買えばいいの?(執筆中)

 

 

ナン:平成元年生まれ現在30歳。
2011年3月 大学卒業→家庭の事情もあり内定を辞退し、実家に戻って再度就活。
2011年6月 地元の中堅学習塾に正社員として就職、高校生を担当。
2016年4月 転職。某独立系証券会社の支店に営業社員に。
2019年8月 退職。現在無職。

 生まれた年にバブル崩壊、就職活動開始直前にリーマンショック、いざ就職というときに東日本大震災…などなど不遇の世代です。

 

※このブログは、元証券会社営業だったアラサー女子が自分の経験をもとに、「世の中の人にもっと投資のことをよく知って欲しい」という思いで書いています。あくまで自分の考え方を記したものであり、特定の商品などを推奨したり、将来の投資成果を保証するものではありませんので、投資を行う場合はあくまで自己責任でお願いします。 

 

 

 

 

 

 

 

20190909今日の日経平均株価と需要と供給

はじめまして、ナンです。
数年前までは日経平均株価の「に」の字も普段見たことなかった人間ですが、そんな状態で某証券会社の営業に転職しました。理由は「これからの世の中お金のことを知らないと人生損する」と考えたから。

なんとかタイミングよく転職できて、同期は40人ほど全国にいましたが、意外と金融未経験の人も多かったです。(ちなみに私は証券営業の前は塾の先生をしてました)

最近退職したので、その経験をもとに、「投資を一から始めたい!」という人向けに自分の考え方をなんとなく記していこうと思います。

投資の大原則は、あくまで「自己責任」なので、基礎知識をつけるための参考程度に読んでもらえればなぁと思います。

 

今日の日経平均株価終値(おわりね)は

21,318円(+118円、0.56%上昇)

でした。投資のタイミングをはかっている間に上がって来ちゃいましたね。笑

 

【基本の見方】

東証日本株の取引時間は平日の9:00-11:30、休憩を挟んで12:30-15:00まで。

前日の15時で引けて(その日の取引が終了すること)、引けたときの株価(=終値)から今日はどれだけ上昇/下落したかを表す。

★今日は月曜なので、先週の金曜日の終値から118円上昇して取引が終了した、ということ。

9/3(火)から5日間連続で日経平均が約700円(3.5%)ほど上昇。特に9/4(水)から9/5(木)にかけては400円以上上昇。21,000円台回復も1ヶ月ぶり。

 

【今日の結果より】ポイントは2点。

①先週の1日で400円以上の大幅高(おおはばだか)、さらに5日続伸ということから考えられることは、「今後景気がもっとよくなる」=「企業の業績がよくなる」と考えている人が最近多いな〜ということ。

②ではなぜそう考えている人が多いのか?
9/5の大幅上昇のニュースを追ってみると主な要因は「米中貿易交渉の再開」
米国が中国から輸入するものに対して高関税をかけると表明していたが、トランプ大統領が一方的ではなく、「話し合いをしよう」と歩み寄ったということ。

 

こんな感じですかね〜
金融市場の大大大原則は「需要と供給の関係」で成り立っているということ。
●その株を欲しい人が多い=需要がある=株価が上がる
●なぜその株を欲しい人が増えたか?→今後その企業が良くなると考えたから
●逆に業績が不調になると予想が出れば、さっさと売ってしまおうという人が増え、需要が減るので株価がどんどん下がってしまう

なので、株を選ぶときの基本は「業績が良くなりそうな企業の株」を選ぶことが大前提。証券会社の人はその「良くなりそうなポイント」を世の中のニーズや世界情勢から考えて、お客さんに株を提案する、ということですね〜

 

 

ナン

(何か買いたいな〜と思ってる時は、とにかく「下がれ〜」と願ってしまいますよね。笑)

 

※このブログは、元証券会社営業だったアラサー女子が自分の経験をもとに、「世の中の人にもっと投資のことをよく知って欲しい」という思いで書いています。あくまで自分の考え方を記したものであり、特定の商品などを推奨したり、将来の投資成果を保証するものではありませんので、投資を行う場合はあくまで自己責任でお願いします。 

 

 

 

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